投資の神様「ジム・ロジャーズ」の人生と投資に成功するための名言


ジム・ロジャーズ
日本ではあまり知られていませんが、ジム・ロジャーズという人物は投資家として世界的に有名です。ヘッジファンドの先駆者として知られ、クォンタムファンドという自身のファンドを持って株式や通貨、現物、先物など多岐にわたる投資を行ってきました。
投資の神様として讃えられるジム・ロジャーズですが、彼の手記に記された言葉は決して難解な投資テクニックではありませんでした。いたって単純明快な人生の教訓で、そこには男のロマンと冒険心が詰まっています。ここでは、ジム・ロジャーズの名言を紹介し、彼のユーモア溢れる人物像を紐解いていきます。

ジム・ロジャーズの名言たち

名言1

「幸運は、常に努力を怠らない人の元に訪れる」

冒険投資家として知られるジム・ロジャーズは投資対象をとことん調べる粘り強さと情熱を持ち合わせていました。日本でも遠くのものは避けよという格言があるように、彼は自分がよく分からないものにお金を投じることは決してありませんでした。
彼は自分が納得できるまで学び続けることを止めず、数字や資料を読みながら国や会社について徹底的に調べて考えていたといいます。プライベート旅行の滞在先でも、その国の人々の暮らしぶりを観察し、その国で起こっていることや流行を感じ取っていました。
チャンスは突然訪れ、それを掴むことが成功だと考える人が多いです。しかし、準備をしっかりしておかなければ、チャンスを掴むことは出来ません。
ジム・ロジャーズは世界の資本が原材料、商品などの情報を分析し、他人が投資していない所に投資をしていました。未開拓な市場を発掘する彼の姿勢を冒険投資家と称す人も多いですが、しっかりとリサーチし、分析した土台があってこそ成功を手にすることができたという訳です。
インターネットが普及し、海外の株も通貨もパソコンで簡単に取引できるようになりました。しかし、その分、よく知らない所に安易にお金をつぎ込むと大損害を被ってしまいます。必要な知識を十分に備え、観察、分析する努力を惜しまなかった人だけがチャンスを掴むことができるという事です。

名言2

「大儲けするには絶望が支配している間に脚を踏み入れなければダメだ」

ジム・ロジャーズは1968年に600ドルを持って投資の世界に足を踏み入れ、1980年37歳にして現役を退きました。わずか12年で巨万の富を築いた彼の投資スタイルは政治的、地政的な観点から投資国を分析し、割安とみられる地域の経済に資金を投資することでした。
まだ誰も投資の対象として見ていなかった地域はまさに絶望が支配する土地であり、そこに脚を踏み入れ開拓することで大儲けすることができたという訳です。彼のスタイルは一見リスクを顧みない無謀とも言えるものでしたが、実は彼なりの客観的な判断基準を持っていたといいます。
まずその国の政治、経済状況が改善に向かっているということ、そして一般に認識されているよりもその地域の経済が良い状態であるということが挙げられます。更に通貨に交換性があり、売りたい時に売れる市場があるかどうか、この4点を確認した上ならどんなリスクも引き受けて投資を行っていました。
彼はバイクで2度の世界一周旅行を行い、実際その国に潜む可能性を肌で感じていたといいます。インターネットやテレビで国の情勢を知ることはできますが、それだけで世界を理解したと考える人の視野は狭く、考えを鈍らせると感じていました。
投資の世界で成功したいと思うなら、まず自分の知識を深めて眼力を磨くことが大切だと彼は言っています。メディアの情報を鵜呑みにせず、可能な限り多方面から情報を集めます。そうすれば現実に起こっていることの核心を突くことができ、絶望が支配している土地を宝の山に変えることができます。

名言3

「今、どのような変化が起きていて、それがどうやってお金を生み出すかを考えることが大切です」

投資だけではなく、人間は人生の歩みを止めることはできません。何かを成し遂げようと思えば、常にもっと多くの事を学び続ける必要があります。
ジム・ロジャーズは常に投資で成功したければ歴史を学ぶべきだと主張しています。なぜなら、いつの時代も根本的には新しいことなど起こっていないからです。歴史書や哲学書から歴史的教訓を学び、ものごとに対する洞察力を磨くことができます。
過去に成功しなかった政策は時を置いても上手くいく事はなく、歴史は繰り返しています。歴史を学ぶことで大局を掴むこともできれば将来の変化を予測することもできます。
たとえば、投資の世界では商品と株の強気相場は交互に訪れます。つまり、株式が上がれば商品は下がり、株式が下がれば商品は上がります。過去を遡ることで、その周期が18年〜20年で巡ることが分かります。
また世界を広く知り、世界から見た自国や自分を知ることも大切です。人は自分の産まれた土地が世界の中心であると考えがちですが、そこからの情報だけでは世界を正しく知ることはできません。世界を見ることで自国のことも更に深く理解することができ、自分自身も知ることができます。
自分自身の強みや弱み、興味や関心が分かれば、いずれの分野においても成功を確かなものにすることができます。どんな株が値上がりするかという目先のことだけを考えていたら視野が狭くなり、確かな判断を下すこともできなくなります。自分の得意とする投資スタイルを確立し、広く深い視点から情報を収集することが成功への近道となります。

おわりに

ジム・ロジャーズの人生の目的は投資ではなく、楽しむための自由を手に入れたかったのだと言います。未開拓の土地でも自分が納得できるまで分析し信念をもってお金を投じた結果、彼は見事にチャンスを掴むことができました。
努力し続けることの大切さ、広い視点をもつことは投資の世界のみならず、どの分野においても大切なことです。ジム・ロジャーズの言葉から彼の哲学を学び、新しい視点で物事を見てみましょう。自分だけの成功の近道が見えてくるかもしれません。