知っておきたい「ジェシー・リバモア」の心に残る名言集


投機家
ジェシー・リバモアは、「ウォール街のグレートベア」の異名を持つ、アメリカの著名な投機家です。しかしながらその人生は壮絶で、4度の破産と2度の離婚を経験しています。晩年にはうつ病を患い、ピストル自殺という最期を遂げましたが、破産から何度も這い上がった彼が残した名言には、学ぶものが多くあります。そこで今回は、覚えておきたいジェシー・リバモアの心に残る名言をご紹介します。

ジェシー・リバモアの名言

名言1

感情をコントロールせよ

『株投機は世界で最も魅力的なゲームだ。しかし怠惰な人、感情をコントロールできない人、それに手っ取り早く儲けようなどと思っている人は、絶対に利益を上げることはできない。』
ジェシー・リバモアは、取引を行っている間は常に感情をコントロールし続けなければならないと言います。なぜなら、人間の知性を狂わせるものの1つが感情であり、最大の敵は常に自分自身であるためです。人は、希望と恐れとは無縁でいられない生き物であるとも言っています。
『相場師が成功を収めるための闘いは、心理的戦いであって知力の戦いではない。人間らしい気持ち、感情の自由な働きを自らに許すのは、取引を清算した後、すなわち株や商品に投入された資金がすべて現金化された後だ。金が証券の形を取っている限り、生身の感情を”殺し”続けなければならない。』
自らが株や商品に投資したものが現金として手元に返ってくるまでが「ゲーム」です。ゲームが終わる前に感情に流されてしまうことは、ゲームに負けること、すなわち、市場から消えることを意味します。ジェシー・リバモアは、市場が変わるのではなく、その顔ぶれが変わると言っています。

名言2

トレンドを見極めろ

『相場全体の流れが自分の目にいやな形として映る場合、自分の認識以上に不利な状況と見る必要がある。適切な流れをつかみ、その枠組みの中で取引を展開すること、強風に逆らって船をだすような無謀はさけるべきだ。』
『相場ではただ1つのことがあるだけだ。(中略)正しいか否かということなのだ。明白なのは強気相場では強気筋、弱気相場では弱気筋になれということだ。』
失敗から改良を重ね、年代や時期に応じて投機手法を変えていたジェシー・リバモアですが、「トレンドに従う」という姿勢は後世まで貫いています。判断の材料とできるのは正しいか否かということただ1つであり、それによってトレンドを見極め、流れに乗ることが成功への近道です。ここでも、感情に流されないことの大切さがうかがえます。

名言3

忍耐強く待て

『良いアイディアが相場で大きな利益を上げる秘訣ではない。頼りになるのは株価であって、思惑ではない。最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ。』
ジェシー・リバモアは、好機を忍耐強く待つことの大切さを説きます。また、この言葉に続けて、自分が常に手痛い目にあったのは、「自分の判断が正しいと確信をもてる時にしか相場に入らない」というルールを守れないときだったと言っています。伝説の相場師であるジェシー・リバモアも1人の人間であり、ときには人間らしい気持ちに揺れ動くことがあったということでしょう。経験からの言葉であるからこそ、重みが感じられます。
『株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、売り始めるのに安すぎるということはない。 しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。 よく状況を見極めて待つことだ。』
『相場の動きを漫然と「期待して待つ」のは博打であり、忍耐強く待ち、シグナルを見いだした瞬間「反応する」のが投資・投機だ。』
しかしながら、ただ待つだけでは成功はつかみ取れないと説きます。待つことと好機を逃さないことは、決して矛盾することではありません。流れを読み、見極めて、忍耐強く待つことは、シグナルを見つけたとき瞬間的に反応できるような準備であると捉えることができます。

名言4

失敗から学べ

『市場で自らを鍛え、何かを学び取りたいと念じるなら、身銭を投じて、自らの手口を注視し、失敗から教訓をえることだ。相場には、絶対確実などということはまずないと思うべし。いつ地雷を踏むかわからんのだから。』
何度も破産という地獄を経験しながら、なぜそこから立ち上がることができたのか、それは、徹底した「失敗から学ぶ」という姿勢があったからではないでしょうか。ジェシー・リバモアはまた、誤ったと気づいたときにすべきことは「改めること」ただ1つであるとも言っています。失敗と学びを繰り返すことで、成長できるのかもしれません。
『すべきではないことを学ぶには、持てるもの一切合切を失うことが一番だ。金を失わないためには何をすべきでないかが分かった時、相場で勝つのに何をすべきかということが、ようやくわかり始めるのだ。』
すべてを失った経験があるジェシー・リバモアだからこそ言える言葉ではないでしょうか。失敗という結果になったとしてもそこから学べることは多くあり、だからこそ失敗を必要以上に恐れる必要はないとも考えることができます。

おわりに

投機・投資を行っている人は、心に響くものが多くあったのではないでしょうか。ぜひ実際の取引の場面でもジェシー・リバモアの言葉を思い出し、役立てていただければと思います。